公務員は本当に勝ち組なのか。退職してわかった真実

公務員は勝ち組か公務員の仕事

こんにちは!

元公務員ライターの ikemi(@ikemi_writer) です!

本記事に興味をもっていただいたあなたは、こんな疑問を持っているのではないでしょうか?


公務員はよく「勝ち組」といわれるのはなぜ?

公務員ならではのメリットが知りたい!

公務員になると本当にいいことばかりなの?

現場から見たリアルな意見を教えてほしい!




公務員は、「勝ち組」と表現されることが少なくありません。

人生の勝ち組になれるのであれば、公務員を目指す価値は十分ありますよね。


ただ、公務員を取り巻く環境も変わりつつある昨今。

都市伝説のように語り継がれる「公務員勝ち組説」は事実なのか、気になりますよね。


そこで本記事では、公務員は本当に勝ち組なのかを徹底解説します。

公務員を目指すモチベーションにつながる内容なので、公務員になるかどうか悩んでいる人は必見です。

公務員は間違いなく「勝ち組」といえる

喜ぶ公務員

公務員は、勝ち組です

これは紛れもない事実といえるでしょう。


筆者(運営者)は2022年末、30歳で公務員を退職しました。

一転して、フリーランスのwebライターとして生活しているのですが、今、公務員の同期がすごくうらやましく感じます。

詳しくは後述しますが、一度公務員になってしまえば、まっとうな人生を歩めるからです。

何も考えなくても生活に困らないって、本当に恵まれていることを知っておく必要があります。


ほとんどの公務員は、正直、辞めたいと思っているはずです。

でも、実際に辞める人はほとんどいません

みんな、公務員でさえいれば、勝ち組だと知っているからです。

公務員が勝ち組といえる5つの理由

疑問を感じる人

ここからは、公務員が勝ち組といえる5つの理由を解説します。

いかに恵まれた職業かということがわかるはずなので、ぜひチェックしてみてください。

安定した給料と身分保証

まずは、公務員は一定水準の給料が確実に支給されます。

採用された瞬間に約40年間の給料、金額にして2億円以上をもらえることが約束されるのです。


さらに、給料は大企業の平均値をとるので、世間一般からすると高水準といえます。

中小企業に勤める人よりは、給料が高いということです。


平均以上の給料を一生涯確実にもらえるなんて、普通のことではありません。

今の世の中、どんな仕事が生き残り、どんな仕事がなくなっていくのか、誰にも予測できません。

大企業であっても、数十年後には存在していない可能性も十分にあります。


でも、公務員の仕事がなくなることはない

公務員になった時点で、人生あがりです。


公務員はクビにならない点も、改めて理解しておきましょう。

犯罪を犯さない限り、必ず居場所が与えられます

心身に不調が生じても。

仕事ができなくても、人間性に欠けていても。

実際、この人は何をしているんだろうと思ってしまう職員も少なくありません。

でも、そんな人だって、平均的なお給料をもらえているわけです。


もっといえば、犯罪を犯したあとも公務員で居続けている人はたくさんいます。

一時的に出勤停止になったり減給されたりしますが、一発退職を命じられない限り、公務員なら復活可能。

民間企業なら、あり得ない話でしょう。

だから公務員は、恵まれ過ぎている皮肉の意味も込めて「勝ち組」といわれることも少なくありません


転勤なし!地元で暮らせる

地方公務員なら、基本的に転勤はありません。

一生、地元でゆっくりと暮らせます

特にマイホームを持ちたい人には、公務員がぴったりです。


もちろん、支所や出張所に異動することになれば、通勤に時間がかかる場合も。

でも、基本的にはどこにいっても車や電車で通勤できる距離です。


よほど辺境の勤務地があったとしても、そこでの勤務を命じられるのは、自ら希望する人や家族のいない若手職員くらい。

生活に支障が生じるような遠方に異動させられることは、ほぼありません


県外事務所への派遣には注意が必要です。

東京や大阪には自治体共有のオフィスがあります。

もしかすると、首都圏で2〜3年勤務しなければならないケースがあるかもしれません。

ただ、それも最終的な決定権は自分にあります。

県外派遣の打診があったとき、どうしても嫌なら断れるので安心してください。

ノルマや出世競争を気にしなくていい

ノルマがないことも、公務員の大きなメリットです。

出世競争が嫌な人は、いますぐ公務員を目指しましょう


もちろん、公務員の世界にも出世する人と出世できない人がいます。

詳しくは、以下の記事で解説しているのであわせて読んでみてくださいね。


ただ、出世する人でも、せいぜい2〜3年早い程度

基本的には年功序列です。

年齢を重ねるだけで、勝手に差が埋まります。


そして、どんなに仕事ができなくても、一定の役職までは必ず出世し、給料が上がるのもポイント。

幹部職員になれるのは一握りですが、管理職くらいなら誰でもなれるのが公務員です。

公務員の信頼度は抜群!周囲からの評価も高い

公務員であるだけ、周囲から高い評価を得られます。

公務員になったといえば、家族も親戚も大喜びですからね。


社会的信頼度も抜群なので、銀行のローンもほぼ100%通過

地方の公務員は、30歳前後でみんなマイホームを手にしています。


公務員であること結婚にも、間違いなくいい影響を与えるでしょう。

公務員は真面目で安定している、といったイメージがあるからです。


生きていくうえで、社会的ステータスは案外大事なもの。

公務員以上にお堅い仕事はありません。

定年後の再就職先も保証してもらえる

年金の支給年齢が後ろ倒しされているなか、定年後の再就職先は最重要課題のひとつ

定年も延長されているとはいえ、老後の収入源は確保しておきたいものです。


公務員なら、幹部クラスになると年収1,000万円クラスの再就職先を紹介してもらえます

なお、天下りではなく、単なる紹介という名目ですので。


たとえ出世できなくても、再雇用は約束されます

60歳を過ぎて就職活動する必要はありません。


確かに、給料は新規採用職員並みに下がってしまいますよ。

でも、確実に働き口が用意されます。

通いなれた職場で働き続けられるんです。


公務員になれば、退職後も安泰。

公務員ならではのデメリットも理解しておこう!

デメリットを学ぶ人

もちろん、勝ち組の公務員もいいことばかりではありません。

公務員ならではのデメリットがあることも理解しておきましょう。

想像以上に激務!残業は当たり前

公務員はぬるま湯で、適当に仕事していると思っていませんか?

確かに、一部の部署ではそれも事実。

ただ、民間以上に激務の部署は山ほどあります


激務の部署に配属されれば、残業は当たり前

知らないうちに日付が変わっていることも珍しくありません。

公務員ならほとんどの人が、月の残業100時間超えを経験します。


私は役所のなかで最も激務といわれる、財政課に配属された経験があります。

月の残業は約200時間超え。それが数ヶ月続きました。

土日関係なく毎日2時まで働き、正月の休みも1日だけ。

めちゃくちゃな仕事がまだ役所には残っているんです。。。


「公務員は楽でいいよね」

この言葉に何度イラッとしたことか。。。



楽な仕事を求めて公務員になるのは、おすすめしません。

仕事量や学歴に対して給料が低い

公務員1人に割り当てられる仕事量は、年々増えています。

役所が税や福祉だけやっていればいい時代は終わりました。

観光やスポーツ・文化、経済、国際交流・・・公務員の役割は無限に増え続けています




毎日、目の前に仕事に追われる日々。

でも、給料はそこそこの水準です。

低いわけじゃないけれど、割りに合わないと感じてしまいます




さらに、公務員人気の高まりによって、高学歴が進んでいます

私が勤めていた県庁では、地方の国立大学レベルが最低基準。

東大・京大・阪大・早稲田・慶應といった超一流大学出身の職員も珍しくありませんでした。


なので、高校の友達と再開したとき、ほとんどは自分よりも給料が高いはずです。

地方公務員の基本給が20万円に到達するのは入庁してから、3〜5年後

周りの友達は初任給で25万くらいはもらっていますから。


今の時代、 学歴が高い=年収が高い ではないですよ。

ただ、その傾向があるのは事実。

学歴が高いくせに、給料は低いのが公務員です。

やりがいを見つけるのは難しい

公務員の仕事に、やりがいをみいだすのは非常に難しいといえます。

そもそも、公務員の本質は、人のため・地域のために働くこと

そんなことを心から思える人がどれくらいいるでしょうか

結果的に誰かの役に立ち、地元に貢献できたらいいな、とは思えますが、モチベーションにできるほどではないでしょう。


年功序列の世界では、努力しても出世できない。

給料も上がらない。

独立できるスキルが身につくわけでもない。


公務員として働く意味を見つけられる人はほんの一握りだけ。

ほとんどの人は、公務員の仕事が好きじゃない

ただ、悪くない仕事だから続けているだけです。


もし、楽しいことを見つけられても、公務員は約3年で異動させられます

また新たな配属先で、やりがいを探すところから始めなければなりません。

公務員は専門分野のスペシャリストにはなれないことも覚えておきましょう。


【体験談】公務員を辞めるとどうなるのか

将来に不安を抱える人

私(運営者)は、30歳で県庁を退職しました。

今は、フリーランスのwebとしてライターで生計を立てています



退職後数ヶ月は、収入10万円以下

家族もいるので、さすがにちょっと焦りましたね。

1年経って、ようやく生活できるようになったくらいです。


ただ、あくまでも”今は”稼げているというだけ。

いつ契約を切られるかわからない不安を常に抱えています

ずっと働き続けていないと、ソワソワするんです。



県庁職員だった頃は、確かに激務が続いていましたし、人間関係もつらかった

でも、お金の心配、将来の心配は一切ありませんでした

親戚で集まっても、立派な仕事についているとチヤホヤ。(かなり田舎だったので)

最高!とはいえないけれど、決して悪い仕事ではなかったなとつくづく思います。



同期と久しぶりに会えば、将来の安泰を約束されていることがうらやましく感じることも。

フリーランスの私は、スキルがなければ仕事を失います。

心身に支障をきたしたら、収入が途絶えます。

でも彼ら公務員は絶対、露頭に迷うことはないんです。


公務員は最強。

公務員を辞めてみて、わかったことです。

まとめ:公務員はなったもの勝ち

さて、本記事のまとめです!

 
◆公務員は間違いなく勝ち組といえる
◆給料・待遇・将来性の面で公務員ほど恵まれた職業はない
◆公務員にはデメリットもあるが、辞めた立場からすると、うらやましく感じられる


公務員になるかどうか迷っているなら、いったん、目指してみることをおすすめします。

嫌だったらやめればいいだけの話。


でも、きっと辞めることはないでしょう。

公務員は、勝ち組なので。

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