こんにちは!
元公務員ライターの ikemi(@ikemi_writer) です!
本記事に興味をもっていただいたあなたは、こんな疑問を持っているのではないでしょうか?
4月の入庁までに何を準備しておくべき?
自分で買っておくべきものと、職場で用意してくれるものがわからない・・・。必要なものはちゃんと揃えてスタートダッシュを切りたい!!!
4月から公務員として働く内定者にとって、何を準備しておいたらいいのか、悩むところです。
職場からは何も言われないし、わざわざ問い合わせるのも気が引けますよね。
実際、自分で買う必要がなく、職場ですでに用意されているものもたくさんあります。
どうせなら最小限の出費に抑えたいものです。
本記事では、内定者が入庁までに準備しておくべきものを紹介します。
無駄な買い物をしなくていいように、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
内定者が入庁前に準備しておくものは5つだけ
4月の入庁に備えて準備しておくべきものは5つだけ。
すぐにでも手に入るものばかりなので、まだ準備していない人は早速購入しておきましょう。
スーツ
当たり前ですが、スーツは必須です。
男性は常時スーツ着用。
女性は基本的にカジュアルな服装でいいのですが、入庁式をはじめ、式典や会議に出席する際にはスーツを着用しなければなりません。
スーツはリクルートスーツをそのまま使ってOKです。
ただ、リクルートスーツはスタイリッシュではないものが多いので、仕事ができない職員っぽく見えることも。
スーツは入庁するタイミングで新調することをおすすめします。
では、どんなスーツを選んだらいいのか。
女性の場合は、人前に出る仕事や偉い方のアテンド(介添え)の仕事をまかされることが多いので、黒を選んでおくのが無難。
周りとの違いを出すにしてもグレーに留めておきましょう。
男性の場合は、黒でももちろんいいのですが、グレーかネイビーくらいならまったく問題ありません。
ストライプや格子も目立たない程度なら許容範囲です。
上下揃ったスーツ1着は必須ですが、パンツは複数購入しておくとよいでしょう。
というのも、ジャケットを着るのは会議や式典のときくらいで、普段の事務仕事ではみんなワイシャツで仕事をしています。
ジャケットは洗えないものが多いので汚したくないですし、肩こりもするので、できれば着たくないんですよね。
何もないのにジャケットを着ていると「今日何かあるの?」って聞かれるくらいですから。
最近ではユニクロの感動パンツなど、スーツと見た目が変わらないものが安く手に入ります。
消耗するのはパンツだけなので、普段は安いパンツを履いておいて、式典や会議があるときだけ上下セットのスーツを着るというのが最も賢い選択といえるでしょう。
印鑑(ハンコ)
印鑑も公務員の必須アイテムです。
役所で仕事をしていると、1日に何度も押印する機会があります。
誰かが作成した資料は複数人でチェックするのですが、「私は確認しましたよ」という意味を込めて押印しなければならないからです。(これを「決裁」といいます)
”決裁”が必要な資料は膨大にあるので、みんな1日に何回も押印することになるわけです。
印鑑がないときは最悪サインでも許されますが、基本的に印鑑がないことなんて想定されない職場なので必ず用意しておきましょう。
はじめて印鑑を買うときには、100均で売っている小さいものを選びましょう。
みんなの印鑑が横並びに押印されていくので、印鑑が大きいとすごく目立ちます。
偉くなっていくにつれて、印鑑のサイズも大きくしていいみたいな訳のわからない風習がありますのでご注意ください。
また、印鑑ホルダーもあわせて入手しておくことをおすすめします。
いちいち朱肉をポンポンとしなくても、押印できる優れもの。
いろいろな種類がありますが、どれも性能はほとんど変わりません。
印鑑ホルダーがあると、業務効率が格段に上がります。
今では、多くの職員が利用していますよ。
名刺入れ
入庁してからでも遅くないですが、いずれ名刺入れも必要になるので事前に準備しておきましょう。
部署によってまったく名刺を使わない場合もあるのですが、基本的には入庁したらすぐに名刺を作ります。
後述しますが、名刺自体は入庁後に職場の指示に従って作成するのが基本です。
名刺入れには、色も形もどんなものを選ぼうが自由。
ただ、できるだけ、かさばらないものを選ぶのがおすすめ。
一般的には、ジャケットの内ポケットに名刺入れを忍ばせるので、あまり分厚い名刺入れにしてしまうと胸元が膨れて邪魔になります。
名刺入れは、意外と見られています。
少し奮発してブランドものを手に入れておくと、初対面の相手に与える印象も変わってくるでしょう。
手帳
社会人にとってスケジュール管理は、最も大事にするべきこと。
会議に参加するときや外出するときは、常に手帳を持参するのが常識です。
特に、入庁したばかりの頃は覚えることが多く、上司に教えてもらったことを細かくメモしておく必要があるので、手帳がすごく活躍しますよ。
スマホの手帳アプリを使えばいいのではと思う人もいるかもしれませんが、会議中に堂々とスマホを取り出せるわけではありません。
メモ帳代わりにもなりますし、やはり紙の手帳はもっておくべきです。
会議に出るときに手ぶらで行くとやる気がないように思われるので、手帳を持っていると仕事してる感を出せるのもメリットですね。
地方公務員なら、地方公務員ダイアリーの一択です。
法令用語の使い方や年齢早見表など、公務員がよく使う情報が掲載されています。
「◯◯年生まれの人って何歳だろう?」と上司から聞かれることもよくあるので、パッと手帳を開いて答えられると”できるやつ”と思われるでしょうね。
リュック
現役職員の多くは、ショルダーバックやリュックを使用しています。
リクルートの際に使っていたような手提げ鞄を使っている人はほとんどいません。
ほんとにおしゃれで持っている人か、昔気質のおじさんだけです。
第一、手が塞がる手提げ鞄は実用的ではありません。
特に若いうちは荷物持ちをさせられたり、駆け足になることも多いので、両手は自由に使える状態にしておきたいところです。
サイズは、仕事で使用するA4サイズの書類が入るものを選びましょう。
出張する際などには、書類を職場の外に持ち出すこともあります。
ショルダーバックでは小さいことが多いので、リュックが一番機能性に優れているといえるでしょう。
見た目も、よほど華美なものでなければ問題ありません。
私も入庁当初は「崩しすぎている感じがあるから」と思って、手提げ鞄を使用していましたが、すぐリュックに切り替えました。誰も鞄の種類なんて気にしないので、機能性を重視しましょう。
リュックのおすすめはありません!笑
本当になんでも許されるので、好みのリュックを選んでください!
買わなくていい!職場で用意されているもの
職務上必要なものは、職場で用意されている場合もあります。
ここからは、仕事で使うけれど、自分で買う必要がないものを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
筆記用具
まず、筆記用具は自分で用意しなくても問題ありません。
各職場で、必要最低限の筆記用具はストックされています。
ちなみに、公務員の仕事でよく使用するのは、ボールペン・付箋・赤鉛筆。
基本的に、書類に手書きするときはボールペン。
付箋は、電話の伝言を書き残したり、書類に直接書き込むほどでもないことをメモして貼ったりします。
書類をチェックする際に、赤鉛筆ではねていくのは、公務員特有の慣例かもしれませんね。
強いていうなら、フリクションボールペンは1本購入しておいてもいいかもしれません。
こするだけで消えてしまうフリクションボールペンを正式な書類に使用することはできませんが、普段使いには便利なので多くの職員が使用しています。
職場では用意してもらえないことがほとんどなので、自分で調達しておきましょう。
芯の交換ができて、4色対応のフリクションボールペンがおすすめですよ。
作業服
土木系の職員は作業服が基本スタイルですが、職場から貸与してもらえます。
形式上、貸与とされていますが、もらっているのとほぼ同じ状態です。
自治体によっては、作業着の半袖・長袖、防寒着、安全靴など一式が支給されることも。
追加で必要な場合を除いて、作業服は自分で購入しなくても大丈夫です。
名刺
名刺は基本的に入庁してから作成します。
自治体のオリジナル台紙が用意されていることもあるので、入庁前に作るのはおすすめしません。
同じタイミングで移動してきた職員も含め、名刺の作成は年度始めの恒例行事なので、新規採用職員の名刺もあわせて手配してもらえるはずですよ。
ちなみに、名刺の購入代金は自費。
一部、どうしても名刺が必要な職員などは、公費での作成が認められる場合があります。
100枚で1,000〜2,000円かかるので、なかには、自分で名刺台紙を買ってきて、必要な分だけ印刷している人もいますね。
まとめ:余計なものは買わなくてOK!最低限の準備で当日を迎えよう
さて、本記事のまとめです!
◆筆記用具・作業着・名刺を焦って買うと無駄になることも
公務員として働くために必要なものは、たったの5つ。
ただ、逆にいうと、5つのアイテムは必須です。
社会人としての常識を疑われかねないので、必ず用意しておきましょう!
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