さて、県庁の仕事は、楽しいのか。
ぶっちゃけると、楽しくなかったですよ。
しかもこれは、私1人の偏った意見ではない自信がある。
県庁職員100人にアンケートを取れば、99人以上は楽しくないと答えるはず。
なんで、そんなことになってるのか。
まぁそもそも、ほとんどの職員が、県庁の仕事の楽しさを求めてない。
安定とか、社会的な地位とか、そういう魅力を感じてこの仕事を選んでいる。
県庁の仕事は、県のために働くこと。
地元をよりよくしたい、という気持ちがなければ真にやりがいを感じることはできない。
心から、そんなふうに思える人って・・・いないよなぁ。
地元が好き、というレベルならたくさんいる。
私もその1人。
でも、地元のために働く、というレベルにはなかなか、いきつかない。
ただ、それが現実というか、当たり前のこと。
これから県庁を目指す方にとっては、酷な話になってしまうが。
でも、大丈夫。
こんな私でも、楽しいと思えることが一つある。
それは、若手のうちから、大きなお金を動かせること。
自治体の予算規模は、大企業並み。
なのに、人手不足。
よって、若手職員といえど、かなり大きな事業を持たされる。
担当する事業の予算規模が数千万は当たり前。
そういえば、私も一年目から数千万円の事業を3つ担当していたはず。
保健や土木関係の部署であれば、億越えの事業もざらにあるかと。
ただ、これは特別なことではない。
数千万を超えるルーティン事業が役所仕事にはたくさんある。
金額は大きくても、難易度は高くない。
そんな仕事が若手に回されるということ。
だから、ご安心を。
よくわからないのに、大金と責任だけ背負わされることはないので。
にしても、社会人なりたてホヤホヤの人間が、急に大金を動かすことになる。
(役所で働いているとお金の感覚はバカになるので、今思うと、大した話ではないのだが。)
なんか不思議な感覚だった。
俺がこんなお金動かしていいの?って思ってた。
私も、その金の支払い事務は緊張したのを記憶している。
何度も何度も、支払い書類を見直したなと。
そんな感じで、公務員が扱うお金は莫大なので、それはいい経験になる。
というか、ほかの職業では、若いうちからはなかなかできない経験かと。
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