こんにちは!元公務員ライターの ikemi です。
本記事をご覧いただいているあなたは、こんな悩みや疑問を持ってはいるのではないでしょうか?
お酒が苦手だから飲み会が多いと嫌だな。。。
民間企業では飲み会も減っているみたいだけど、公務員はどうなの?
最近は、飲み会が嫌いな方も割と多いですよね。
そういう私も、アルコール弱者なので、飲み会は好きではありませんでした。
今は組織に属していないのでストレスフリーですが、当時は飲み会の日が近づくにつれてドキドキしてしまうくらい憂鬱な気分になってました。(笑
でも、組織にいる限り、飲み会を避けるのはなかなか難しいです。
それは、公務員の世界でも同じです。
残念ながら、飲み会はあります(笑
今回は公務員はどのくらいの頻度で飲み会をしているのか、2次会はあるのか、費用はどこから出るのかなどを解説していきます。
公務員の飲み会の頻度は?
まずは、飲み会の頻度を解説していきます。
結論から言うと、飲み会の頻度は割と少なめ。
パワハラ・セクハラが問題視され、上司も飲み会を開きづらくなってるんですよね。
若者の飲み会嫌いも表面化してきましたし。
さらに、コロナによって飲み会の文化自体が衰退しているのも事実です。
今後は、さらに、飲み会は少なくなっていくでしょうね。
では、具体的な頻度について解説していきます。
組織で生きていく上では、避けられない「飲み会」。
ただ、積極的に参加したいものではないですよね・・・。
でも、安心してください。
「課」の飲み会は年5回程度
公務員の行動単位は、基本的に「課」です。
ほとんどの自治体では、もっと大きなくくりとして「部」があるのですが、あくまで複数の「課」を便宜上まとめているだけなので、親睦を深める必要もそこまでありません。
よって、オフィシャルな飲み会は「課」単位で行われることがほとんどです。
そして、課の飲み会は基本的に参加するのが暗黙のルール。
ある意味、仕事の一つですね。笑
私もそうやって割り切っていました。
さて、毎年恒例の飲み会としては、以下の5つです。
◆ 7月:暑気払い
◆ 12月:忘年会
◆ 1月:新年会
◆ 3月:送別会
4月の歓迎会は新採職員にとって、最初の関門です。
必ず一人一言のあいさつが回ってきますので、そこでキャラ付けされます。
当然、異動のたびに歓迎されるので、私も数年に一度は一日中あいさつを考えてましたね・・・。
7月の暑気払いは優先順位が低めなので、忙しい部署では省略されます。
開催場所は大体、ビアガーデン。暑いのに。
12月の忘年会は年末の休みも近いので、みんな気合が入っています。
なかには、割と豪華な景品を用意したビンゴ大会などのゲームをすることもあります。
最悪の場合、職員が体を張った出し物をすることも・・・
このときばかりは、二次会の確率もかなり高いです。
1月の新年会は忘年会から日が経っていないので、やらないこともあります。
「忘年会やったし新年会はパスしようかー」と管理職が言った瞬間、若手職員はガッツポーズです。
3月の送別会は、ほぼ確実に開催されます。
たった数年間のお付き合いですが、毎日顔を合わせた同僚とお別れするのはやっぱりさみしいですからね。
飲み会嫌いの私も、送別会だけはやるべきかなと思ってます。
お餞別の贈呈や送別者からのあいさつなどが行われるため、割と感動的。
「係」の飲み会の頻度は上司次第
次は、もっと小さいチームである「係」での飲み会事情を解説していきます。
係での飲み会頻度は、飲むのが好きな上司が同じ係にいるかどうかによります。
飲むのが好きな人ならば、1~2週間に1回くらいは誘ってくれますね。
飲まない上司ならば、一年間ずっと飲み会なし、ということも当然あるでしょう。
基本的に係員は数人で、予定を合わせるのも簡単なので、その日の気分で急に飲みにいったりもします。
飲み会は嫌いだけど、好きな上司に誘ってもらったとき、行くのか・断るのか、、、何度悩んだことか・・・。
基本的には二次会あり
公務員の飲み会には、基本的に2次会はつきものです。
(馬鹿らしいルールですが)参加しないと翌日、気まずくなることも・・・。
ただ、1次会で逃げるように帰っていく人もたくさんいます。
なので、本当に嫌なら帰ってもOK。
決して特別なことではないので目立たないですし、いじめられたりもしません。
3次会にもなると、さすがに生き残るのは数名だけ。
よくあるのは、瓶ビールとラーメンで1時間くらい喋って帰宅する感じですかね。
3次会までいくのは、本当に飲み会が好きな人か、飲み会も仕事と考えていた人かと。
私は、後者だったので、若いときは必ず最後まで参加してました・・・。
お酒が飲めない私にとって2次会はしんどかったですが、そのおかげで上司から可愛がってもらえたのも事実。
出世につながる可能性もゼロではないので、将来を考えて参加するのも一つの選択肢です。
飲み会には行かなくても問題ない!理由を解説
飲み会に参加しなくても問題ないのか。仕事に影響しないのか。
そんな不安を抱える人も多いでしょう。
安心してください。
飲み会に行かなくても問題はありません。
確かに、組織にいる限り、人間関係は最重要課題。
飲み会に参加しないのはちょっと気が引けますよね。
ただ、飲み会に参加しないのも、一つの選択肢として浸透してきています。
飲み会の翌日に、少し会話についていけないだけ。
気まずいなと思うかもしれませんが、周りはちっとも気にしてませんよ。
では、ここからは、飲み会に参加しなくても問題ない理由を解説していきます。
飲み会は時代錯誤であることが浸透している
今はパワハラやセクハラに対する圧力が非常に強いので、上司もその辺にはすごく気を遣っています。
飲み会についても割と神経質にならざるを得ないのでしょう。
なので、上司の方から無理やり飲み会に誘ってくることはほぼありません。
結果として、みんな割とドライに1次会で去っていきます。
そして、付き合いがいい人やお酒好きが残って、課長連中と二次会、三次会、締めのラーメン・・・の流れになるわけです。
1次会での解散が今の時代の”普通”。
飲み会に行かないことに対するデメリットはほとんどない時代になってきています。
職場の飲み会が好きなのは50代以上の管理職だけ
私の経験上、結局、大勢で飲みにいきたがっているのは50代以上の職員だけ。
もっと言えば、50代以上でも半分は飲み会に積極的ではありません。
50代以上であれば大体の人は管理職。
入庁したて職員にとっては、すごく偉い人に見えるので、飲み会を断るのも気が引けるかもしれません。
ただ、そんな定年間近の人たちと無理やり飲みにいく必要ってありますか?(その人のことが好きなら別ですよ)
自分が働き盛りになったときには、その上司はもういませんよ。
出世を助けてくれる力もありません。
それならば、同世代や部下と飲みに行ったほうが、有意義だと思いませんか?
周りの人もほとんどは飲み会に消極的です。
無理して飲みにいかなくてもいいし、それで非難されることなんてないので安心してくださいね。
おごりは期待できない。経費もなし。
公務員の飲み会は、基本的に自費参加。
若いうちは特に薄給なので、飲み会代の出費は割と痛手になりかねません・・・。
ただ、、、
「上司におごってもらえるかも!?」「民間企業みたいに経費でできないの!?」
そんな期待を抱いている方も少なくないでしょう。
ここからは、公務員の飲み会代について解説していきます。
おごりは7割。期待は禁物。
「飲み会代は、上司がおごるもの」
私もそう思ってましたが、あまり期待しない方がいいですね。
奢ってくれる上司は、7割程度。あとは、普通に割り勘です。
まぁ、公務員はそこまでの給料はもらってませんからね。
とくに、家族がいる上司にとっては、部下におごることさえ難しいのが現実です。
ただ、正直、おごらない上司は陰でからかわれます。
「誘ってきたくせに、奢ってくれないのかよ」って。
悲しいかなそれが上司部下の関係です・・・。
あと、組織に上司がおごる文化があるかどうかも大きいですね。
私は、市役所派遣も経験しているのですが、市役所の上司は必ずおごってくれてました。
万単位でも、普通に。
20代の若造だったこともあり、2年間の派遣期間で数十万円は軽くおごってもらってます。
なので、私も部下には必ずおごってました。自分がそうされてきたから。
そうやって、おごる文化が根付いていくんですよね。
結局のところ、おごってもらえるかどうかは、上司の人柄や組織の慣習によって異なります。
が、過度な期待だけはしないように。
課の飲み会は積み立てたお金で支払われる
課のなかには「親睦会」とか「親交会」というものが設置され、職員の給料に応じて毎月数%の会費が天引きされます。
課の職員に対する出産祝いやお見舞い金など、儀礼的にお金が必要になるときに親睦会費から支払われる仕組みになっています。
定例的な飲み会の代金もこの親睦会に積み立てられたお金から支払われます。(だいたい、親睦会費には余剰があるので、ホテルの一室を貸し切るなど、それなりにイイところになりがち・・・。)
もちろん、2次会以降は希望者での集まりになるので実費です・・・。
ちなみに年度末になると、余った親睦会費は返金されるのが通例。
飲み会への参加回数までは返金割合に反映されないことが多いので、損得勘定だけで考えると飲み会に参加したほうがお得といえます。
飲み会に経費は出ません。処分対象です。
民間の会社だと経費、つまり、会社のお金で飲みに行くことも多いようですね。
残念ながら、公務員の飲み会に経費なんてものはありません。
税金使って飲みに行くなんて、あり得ませんからね。当然です。
何十年の前は、税金が職員のプライベートに使われていたこともあったようですが、今は、100%ないと言っていいでしょう。
また、利害関係のある人に奢ってもらうのも禁止。
仕事でお付き合いのある会社の人たちと飲み会が行われることも少なくありません。
向こうには、経費というものがあるので、飲み会代を負担してくれようとすることもしばしば。
ただ、それは断らなければいけません。
場合によっては、処分対象になるので肝に銘じておきましょう。
コロナ禍で公務員の飲み会は激減
コロナ禍となって数年が経過しますが、この期間、公務員の飲み会が激減しています。
もちろん、職員自身がコロナに感染しないことも大事ですが、なにより、周囲からバッシングを恐れているからです。
コロナの第一波が収まったころ、公務員が飲み会を開催し、県民・市民から批判された事例が全国で発生しました。
職員を処分対象とした自治体もあったほどです。
公務員はプライベートでも公務員。
新人研修で教わる内容ですが、ほんと、そのとおり。
うかつに飲み会なんて開催できないのが現状です。
そして、飲み会の自粛は、コロナ後も少なからず影響するでしょう。
実際、波が収まるたびに飲み会が解禁されますが、以前ほどは開催されなくなっています。
飲み会嫌いの人にとっては、幸いなことに、公務員の飲み会は減少傾向にあるといえるでしょう。
まとめ:飲み会の頻度は高くないし、無理に参加しなくても問題なし。
さて、本記事のまとめです!
◆オフィシャルな飲み会は年間5回程度
◆2次会もあるが、参加しなくても問題なし
◆飲み会代は自費が基本
◆コロナ禍で飲み会は減少傾向
公務員の飲み会は頻度も少なく、参加しなくても支障はありません。
飲み会が嫌いなのも、あなただけではないので安心してくださいね。
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