公務員試験の難易度は?大学受験と比較して解説

公務員試験の難易度公務員試験

こんにちは!

元公務員ライターの ikemi(@ikemi_writer) です!

本記事に興味をもっていただいたあなたは、こんな疑問を持っているのではないでしょうか?


公務員試験がどれくらい難しいのかイメージがつかない・・・

どれくらい勉強すれば公務員試験に受かるのか知りたい!大学受験と比較してどの程度の難易度なのか教えてほしい!





私も公務員試験の勉強を始める前、まず、「公務員試験 難易度」を検索することから始めました。

心構えとして、当然、知っておきたいことですよね。

人生がかかった試験のための勉強ですし、長い戦いになるわけですから。




ただ、〇〇時間の勉強が必要!とか、これは難易度S!とかいわれても、ピンとこないですよね。

比較対象がなければ、具体的なイメージは湧きません。


なので、今回は、公務員試験の難易度を大学受験と比較しながら解説します。

大学受験を経験している人であれば、難易度を想像しやすいはずですよ。

公務員試験の難易度を大学受験と比較

マークシート

公務員試験の難易度を偏差値で置き換えたのが、以下の表です。

偏差値試験名
70〜東京大学・京都大学
難関国家総合職(財務省・外務省・総務省・経済産業省・文部科学省 など)
65〜70旧帝国大学(東北大学・九州大学 とか)
難関大学(早稲田大学・慶應大学・一橋大学・神戸大学 とか)
国家総合職(法務省・国土交通省・農林水産省・環境省 など)
60~65MARCH(明治大学・青山学院大学 とか)
関関同立(関西大学・同志社大学 とか)
難関地方上級(東京都庁・大阪府庁・福岡県庁 など)
55〜60地方国立大学①(金沢大学・埼玉大学・広島大学・香川大学・長崎大学 とか)
特別区・政令指定都市・国家一般職
50〜55地方国立大学②(新潟大学・静岡大学・滋賀大学・愛媛大学・熊本大学 とか)
地方上級(一般的な地方の県庁)・市役所
50~55各県立大学・各公立大学・地方私立大学
45~50その他私立大学



国家総合職の偏差値は難関大学以上

国家総合職のなかでもエリートが集まる省庁は、かなり難易度が高い

東京大学や京都大学の学生が競い合って入るような場所なので、東大や京大に合格するよりも難しいかもしれませんね。

学生時代を勉強にささげる覚悟と努力、そして才能が必要とされる領域です。




国家総合職なら省庁はどこでもいい!という場合でも、それなりのハードルはあります。

いわゆる官僚になるためには、優れた学力は欠かせません。

少なくとも1年以上の時間をかけて、勉強に取り組む必要があるでしょう。


大きな自治体の地方公務員試験は国立大学よりも難しい

人口の大きい自治体の県庁や市役所は、競争率も高くなるため、公務員試験の難易度も高めです。

一般的な国立大学以上の偏差値が求められると考えられます。


県庁だと、東京都庁・大阪府庁・愛知県庁・千葉県庁・神奈川県庁・埼玉県庁・福岡県庁・北海道同庁など。

市役所だと、大阪市・神戸市・名古屋市・京都市・横浜市などがあげられます。

県庁や市役所の公務員試験は国立大学よりも簡単

一般的な地方の県庁や市役所であれば、国立大学に合格するよりも簡単に突破できます。

私も国立大学出身者ですが、大学の受験勉強に比べると、間違いなく余裕がありました。



私の友人に、難関大学にトップクラスの学力で入学した秀才がいるのですが、試験3ヶ月前から数冊の参考書のみで1発合格してましたね。

頭がいい人にとって、地方の公務員試験なんてそんなものなんです。


国立大学の学力水準を有する人が半年間まじめに勉強すれば、公務員試験に合格できる学力は十分身につくでしょう。

国立大学の学力水準がなければ、公務員試験の合格は難しい

学力に悩む人

公務員試験を突破するには、最低限、国立大学に合格する程度の学力水準が必要です。

国立大学の受験をあきらめた人や試験に落ちた人は、公務員試験も同様に合格するのは難しいでしょう。




実際、現場でも国立大学出身者が圧倒的に多かったですね。

私立大学出身者もいますが、慶應や早稲田、同志社など、名の知れたところばかり。



大学受験で国立大学に進学できなかった人は、公務員の平均学力と比較すると劣ってしまうので、人一倍努力しなければなりません。

学力に自信がなければ、筆記試験を受けない選択肢もある

人間性を主張する就活生

では、国立大学レベルの偏差値に満たない人は、公務員試験に合格できないのかというと、そうではありません。

公務員試験では、少しずつ、人物重視の考え方が出てきています。


今では、筆記試験がない採用枠を設けている自治体もたくさんあるので、学力に自信がない人は一度、検討してみてはいかがでしょうか。



ただし、書類選考と面接だけで合格するには、それなりの経歴やPRポイントが必要です。

元スポーツ選手やエリート企業の出身者など、かなりの強敵が受験することも。


学力試験を受けないにしても、自己研鑽とPRできる実績作りには早めに取り掛かっておくことをお勧めします。

まとめ:公務員試験に合格するには地方国立大学程度の学力が必要

では、本記事のまとめです!


◆国家総合職は、難関国立大学よりも偏差値が高い
◆大きな自治体の地方公務員や国家一般職は、国立大学以上の学力が必要
◆田舎の地方公務員なら、国立大学よりも簡単に試験を突破できる
◆学力に不安があっても、書類選考や面接だけで公務員になれる



つまり・・・公務員試験に合格するには、一定の学力が必要。

近年は、受験者の学力水準も上がってきていますからね。

最低でも、地方の国立大学出身者といった感じです。


なので、もし独学で勉強するにしても、地方公務員が限界ではないでしょうか。

国家公務員や、大きな自治体の県庁や市役所レベルになると、難易度が上がります。




前述のとおり、学力に自信がなくても、公務員にはなれます。

ただ、どんな方法を選択するにしろ、早めの準備がなによりも大切です。

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